アニマルセラピーとは
動物と触れ合うことで、精神的、身体的機能を向上させる療法の一つです。
動物との触れ合いによって、心が落ち着いたりストレスが軽減したりと精神的安定を得ることができます。
また、動物を抱いたり撫でたりすることで、弱まった運動機能の回復にも繋がります。
薬を使わず状態を良くする可能性がある治療法。
「犬」という動物を介しての人と人との心の触合いとも言えます。
動物がいることで人は優しくなれます
- 尊心を高め、自ら自信を取り戻すことにつながります。
- 孤独な気持ちに陥りがちな闘病中の方や障害者の方もセラピードッグやセラピストとの定期的な交流を通して気持ちが前向きになり、やる気や意欲を高めることにつながります。
アニマルセラピーの効果
医療費削減効果 年間1,350億円
※高齢者へアニマルセラピー 北大が試算
北海学園大学の研究で動物介在療法(Animal Assisted Therapy)を高齢者医療に導入した場合、コストを差し引いても年1,350億円の医療費削減効果があるという試算が報告されました。(2013)
欧米諸国では子供の精神治療・自閉症・高齢者のリハビリテーション等、動物の力は医療現場で広く導入され効果が認められています。
超高齢化が進む日本でもアニマルセラピーの認知症予防・改善効果に注目が集まっています。
アニマルセラピーは心の癒しから病気の治療まで幅広い効果があります。
見ているだけでなく「触れ合う事」が大切です。
動物が嫌いな方にも「嫌い!!」という感情が出ることで脳に刺激を与えられます。
表情の乏しくなった方に感情が生まれ人間らしい心を取り戻すことにつながります。
豆知識 動物との触合いで分泌される脳内物質
ヒトとイヌ両方で上昇
オキシトシン(幸せホルモン・絆ホルモン)
免疫力・自然治癒力・肺機能の向上血圧上昇の抑制
ドーパミン(快感ホルモン)
ワクワク感・高揚感・達成感などやる気や意欲を高める作用
βエンドルフィン(脳内モルヒネ)
高揚感・快感をもたらし痛みやストレスを麻痺させる作用
βフェニルエチルアミン
向精神作用や抗鬱効果があるとされる神経伝達物質
ヒトのみ減少
コルチゾール
強いストレスの際に上昇する神経伝達物質
※引用先:医療法人 高見台クリニック